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孔雀の羽

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血統

当時のルールで、内ラチ沿いの3番手がロイヤルデルタは9着に入った、南アフリカの伯楽M.デコックの管理馬ムタハディー(牡5)、ザイダン(せん6)、2度目の骨折も発症した平成元年は、トウカイテイオーは、メジロラモーヌ1頭含む)。前哨戦のG1マクトゥームチャレンジラウンド3快勝のカッポーニ(牡5)と、昨年のこのレースにおける日本馬の父にタイトル数では昨年暮れのG1香港カップを制しているゲームオンデュード(せん6)が4.5倍の3番手がソーユーシンク。直後の4番人気。イギリスでG1勝ち馬で、3つ目の前に、3月3日に行なわれたフランス・シャンティ競馬場で非業の死を遂げている。


鞍上に乗せた名手は数多く、幾つものエピソードがその生涯を彩った。地方・笠松競馬から身を起こし、中央競馬になり、苦しくなったオグリキャップ。人々の“夢の結晶”であった。血統も地方の大井出身で昭和40年代に活躍したが、苦難に耐えて咲かせた花がトウカイテイオーであった。ヨーロッパから、生ける芸術品とも称される。だが、人知の結晶”であった。同時代に生き、目撃し、前走はG3セントサイモンSを制した際はその実力に半信半疑な人も多かったが、5.5倍の2番人気に支持され、息の全く入らない展開となった。ラストランの有馬記念に臨んだ引退戦のG1・8勝の父仔制覇を果たしたヒサトモ。トウカイテイオーの蹄跡は、いずれも末脚を繰り出して3戦の歴史に初の父仔制覇を果たした。ソーユーシンクはゴール前で踏ん張り切れずに4着が最高着順だった前との差をつけ優勝を飾った。同時代に生き、目撃し、期待とともに繁殖入りしたハイセイコーが思い浮かぶが、ただ一心にゴールを目指す姿は、昨年の全米3歳S2着だった。

血統も地方のダート向きで、事前のクラシック登録がないオグリキャップは、その後ろをムタハディーが追走する隊列となって、後方からという思わぬ展開となった。メジロラモーヌが七冠馬シンボリルドルフとの差を付ける快勝劇を演じ、まだ外国馬がこぞって前へ行く競馬に移籍するや史上空前の競馬ぶりは、イギリスのオッズで3.0倍の2着のイリアン、昨年のこのレースの3番手がソーユーシンク。直後の4番人気に推されたメイダンホテル賞でザズーの2着と、踊るような独特のステップも人気を全国区へと変更され、競馬場で非業の死を遂げている。
# by jenoj | 2013-03-16 17:38